突然受ける報告ほど実感が湧かない
仲の良い友達3人とランチを食べていたとき、突如報告を受けた。
S「あ、妊娠したで」
その報告はあまりにさらっとしていて理解するのに時間がかかった。
私「誰が?」
S「私が」
私「いつ?」
S「今。4ヵ月?5ヵ月?」
私「え、安定期入ってないのによー言ったな(笑)言ってよかったん(笑)」
K「今は4-5ヵ月で言う子が多いよな」
私「え、そうなんや」
Y「にしてもばりさらっと言うやん(笑)さらっとしすぎてて実感ないわ」
そう、本当にそう。
まるで実感が湧かない。
いつも自分含めて4人で遊んでいたのに、半年後には5人になるなんて。
2列のジェットコースター乗ったら1人余るし、4人でピッタリのテーブル席には座れないし、2人組のペアを作ると1人余る。
私は奇数で遊んだ時の1人余るあの感じがすごく苦手だ。
遅かれ早かれこうなることは分かっていた。
女性特有の環境の変化に頭では分かっているものの、
ああ、またこれか。君もか。
と正直すぐに受け入れることができなかった。
というか、受け入れたくなかったという表現が正しいのかもしれない。
私の頭の中がアラサーになっても学生のままだからなのか。
出産祝いを渡すのが嫌とか、そういうことではなく、
いつまで経っても、何歳になっても、4人でいたかっただけなのだ。
「妊活」という言葉は独身の私からすると結構嫌なワード。
ライフスタイルの変化に順応しなければいけないのが嫌だ、と心のどこかで思っている。
口には出さないけれども。
人それぞれ、違う人生を歩んでいる。
個々のライフスタイルを尊重して、友達との関係を続けなきゃいけない。
合わなくなったから、「はい、あなたとは終わりです」と簡単に切るのではなく、
変化をいかに柔軟に受け入れられるかが、
これからの人生を生き抜く上では肝なのかもしれない。
来たる新メンバー加入に向けて受け入れ態勢を整えよう。
友達には嬉しさ半分、寂しさ半分の「おめでとう」を送った。